多血小板血漿(PRP)による治療とは

当院は、「再生医療等の安全性の確保等に関する法律」において求められる「再生医療等提供計画」に関する届出を関東信越厚生局に提出・受理されております
(第三種 計画番号:PC3230081/第二種 計画番号:PB3230086)。
これにより第二種・細胞培養加工物(PRP)の各関節内への投与、ならびに第三種・細胞培養加工物(PRP)の筋肉・腱・靭帯への投与が可能になっております。
PRP療法とは、患者様自身の血小板を利用した自己治癒力を高める、再生医療の一種で、スポーツ医学分野において欧米では10年以上の実績があり、トップアスリートも、肘内側靱帯損傷にPRP療法を行った実績があります。この詳細は、血小板から組織修復を促進する成長因子が供給され、損傷組織の修復が促進されるという自己治癒力をサポートするメカニズムを利用したものです。

受診の流れ

1.カウンセリング&診察(保険診療)

PRP治療

PRP治療が最適かどうか検討いたします。

  1. 1. カウンセリング(問診)
  2. 2. 診察
  3. 3. 画像検査
  4. 4. 採血検査
  5. 5. 総合判断

※治療経過や症状によっては、PRP療法よいも先に検討した方が良い治療方法を御案内する場合があります。

2.PRP予約とIC・同意書の説明

PRP治療について説明と同意後、予約を行います。

  1. 6. PRP治療の説明と同意
  2. 7. 予約
  3. 8. 処方

※ステロイドやNSAIDs(ロキソニンやボルタレン)を使用している方は注射実施前、Wash Out期間(1ー2週間)が必要(吸引薬や外用も含む)

PRP療法当日の流れ(保険適応外自由診療)

  1. 受付を済ませ、同意書を確認後、採血を行います。
  2. 採血から治療まで約15~30分程度で完了します。
  3. 採血後にACPキットを遠心分離機にセットし5分間遠心をかけます。
  4. 1キットで15ml採血し、3-6ml程度のPRPを作成可能です。
  5. 遠心終了後に、キットを取り出し、PRPを採取します。
  6. エコーガイド下に患部を観察しながら、局所麻酔を希望に応じて実施し、その後、正確に患部へPRPを注入します。
  7. 損傷した腱や靭帯のような緻密結合組織の場合、圧をかけて注入するため激痛を伴うことがあります。
  8. 投与後、弾性包帯固定を行い、PRPが患部に留まり損傷組織との反応させるために、指定の肢位にて10分間安静にして頂きます。
  9. その後、患部に問題が無ければ、帰宅可能です。
  10. <投与量>
    PRPの効果は、海外の文献によると、投与量に依存する(dose-dependent)ことが報告されておりますが、別の文献では6倍以上の濃度で、効果は頭打ち(増加しない)となることが分かっております。
    そのため、当院では、患者様の病態にもよりますが、1キットよりも2キット同時投与をお勧めいたします。
  11. <投与回数・間隔>
    国内海外の文献によると、関節内疾患に対しては、3~4週間毎に3回PRP療法を1クールとして行っている文献が多くあります。
    当院でも同様なスケジュールで行います。
    必要に応じて追加投与も検討します。
  12. <体外衝撃波治療との併用>
    ここ4-5年の間にPRPとESWTを併用した治療がより効果が高いことが報告されています。
    当院では、拡散型体外衝撃波治療機器(ESWT)を導入しておりますので、併用も可能です。
    体外衝撃波治療により得られる効果としては、疼痛を誘発している神経終末部の変性・破壊や疼痛伝達物質の減少、血流の改善が考えられており、PRPの効果をより発揮できる環境となります。
    よって、採血後、PRP投与前の待ち時間に体外衝撃波治療を実施し、PRP完成後に患部にPRPを投与するPRP+ESWT併用療法をお勧め致します。

※再生医療の治療は全て当日中に完了

治療後の注意点

  • PRP投与後30分もすると、成長因子の放出が始まるため、早い方で30分後より患部に疼痛などの症状が出現します。
  • 注射直後は疼痛のために、稀に歩行困難な方もいらっしゃいますが、通常アイシングなどを行い10-15分程度休憩すれば、徒歩で帰宅可能です。
  • 投与前後の疼痛に関しては、PRPによる治癒過程をブロックしてしまうため、消炎鎮痛剤に使用できるものと使用できないものがございますので、担当医に確認ください。
  • 日常生活動作は注射当日から可能です。
  • 治療後3~4日間は、細胞の活発な代謝が起こる炎症期のため、痛みや腫れを生じることがありますが、徐々に軽減していきます。
  • リハビリについては、翌日から疼痛に応じて可能です。ただ、患部に直接刺激が加わる様な鍼や体外衝撃波療法は、PRP後1週間経過するまでは控えて下さい。
  • 詳細は診察時に担当医にお問合せください。
  • 1-3回のPRP療法を終了後、約3か月後、6ヶ月後に、症状や日常生活レベルの改善、レントゲン写真や超音波画像やMRI検査所見がどのように変化したかを評価します。
  • PRP療法を受けた患者様の個人を匿名化し、症状や画像の治療経過など分析を行い、学会や医学雑誌で報告することで、将来、より良いPRP療法を提供できるよう努めたいと思います。どうぞ、ご理解ご協力をよろしくお願い致します。

費用

多血小板血漿(PRP)は保険外診療(自由診療)となり、当院では以下の通りに価格を設定しております。
疾患・症状により複数回の治療が望ましい場合もありますので、詳細は診察時に担当医にお問い合わせください。

PRP三種
関節外注射(靱帯、腱、筋肉など)1回あたり: 20,000円(税別)
PRP二種
関節内注射:30,000円(税別)

※先進医療や高額医療の補助の対象とはなりません。
※注射実施日の痛み止めや湿布の処方、および検査やリハビリもすべて自費となりますのでご注意ください。

種別 PRP種類 値段(税抜)
第2種(関節内) 片側 ACP ¥30,000
片側 Angel ¥185,000
両側 Angel ¥300,000
第3種 (関節外) ACP ¥20,000
Angel ¥165,000
関節内・外 PFC-FD ¥150,000

PRP当日はすべて自費診療のため、PRP代の他に、診察料など別途かかります。

よくあるご質問

どういった症状の場合、PRP療法が有効ですか?
変形性膝関節症についていえば、人工関節の適応とはならない程度の重症度であり、ヒアルロン酸注射を何度も受けたが改善しない方適応となると考えております。
スポーツ関連疾患(外傷・変性)についていえば、保険診療におけるリハビリを十分行ったが改善が見られない腱の変性疾患やスポーツを行っており、捻挫や肉離れ等の症状があり、少しでも早期復帰を望む方も適応となると考えております。
PRP療法は保険診療における治療と比較し、どのようなメリットがありますか?
高額な治療ですので、保険診療で治療できる場合には保険診療で治療をすることをお勧めしますが、保険診療における治療で無効であり、手術しか選択の無い患者様は一度考慮してよい治療といえるかもしれません。
変形性膝関節症についていえば、関節の健康寿命を延ばせる可能性のある治療として、スポーツ関連疾患(外傷・変性)についてはスポーツへの早期復帰や手術の回避の可能性のある治療として期待されています。
PRP療法はどの程度の期間で効果が実感できますか?
変形性膝関節症では先行する研究データによると治療後1-2週間程度で効果が徐々に表れ始め、2か月後程度から効果が実感されてくることが示されています。
ただしこれらはあくまで平均値ですので、ばらつきはあります。
また、重症度や年齢等によっても効果が左右される可能性があります。
APS療法と何が違うのですか?
APS療法は一言でいうと抗炎症性の成分が濃縮されたPRPです。
1回の注射で一般的なPRPと類似する作用が1年にわたり作用する可能性が示唆されていますが、キットが高額なので治療費がかなり高額となっているようです。
まだデータが乏しく効果の優劣を十分に行うことは難しいのが現状です。(Kon et al. 2018) (Smith et al. 2016)

PRP療法について(Arthrex社製ACPダブルシリンジシステム使用)

多血小板血漿(以下、PRP)療法は患者様の血液を加工し、組織の再生に関連する成分を抽出、疾患のある部位に投与することで、“患者様自身の体がもつ修復力”をサポートし、改善に導く治療です。
自分の血液を用いるため重篤な副作用なく利用できることが特徴です。

具体的な治療方法は、患者様の血液(15ml)を採取し、5分間の遠心分離処理をします。
遠心分離をすると血液が成分に応じて分離するので、血小板を多く含む血漿部分層をPRPとして採取し、これを患部に注射します。

近年の研究で、PRPの血漿や血小板には組織の修復を促進する成分が含まれていることが動物を用いた実験などで確認されており、PRP療法は整形外科においても創傷の治癒促進、疼痛改善に用いられてきました。
しかしながら、化学化合物から構成される薬剤と比べ、PRPは本質的に自己由来の様々なタンパク質(成長因子やサイトカイン)で構成された複合体であるため、作用メカニズムについて詳細な科学的証明が非常に難しいという性質があります。
また、調整方法によりPRPに含まれる成分は大きく変わってしまいます。
そのため、作成するPRPと同一、また、同一分類のPRPを用いた先行研究をもって効果を確認することが重要です。
当院では国内で高度管理医療機器として承認されているPRP作成キットを使用し、Leukocyte-Reduced PRP(白血球を極力除外したPRP)を作成し、治療を行っております。
Leukocyte-Reduced PRPは組織の分解や炎症亢進(異化作用)に関連性の高い白血球(特に好中球)並びに赤血球を極力除外し、血小板と血漿中に含まれる組織再生優位に働く成分(同化作用)を多く含んでいるという性質があります。
また、Leukocyte-Reduced PRPによる治療は整形外科における権威ある学術雑誌において、変形性関節症や軟部組織の局所的な部位の早期治癒や疼痛低減への関連性が統計的に示されています。

清水医師のPRP療法の経験

私は、PRP療法を日本でもいち早く取り入れ、2010年にJリーガーの難治性膝蓋腱炎に初めて施行し、劇的な回復を経験して以来、スポーツ選手だけでなく、上腕骨外上顆炎(テニス肘)や変形性関節症に悩む患者さんに対し、数多くのPRP療法を実施し、症状の改善や治癒の促進が進む症例を経験して参りました。(PRP治療歴参照)

清水医師のPRP治療歴
  • 2010~2013年 産業医科大学病院スポーツ関節鏡班 産業医科大学大学院
    年間50~100例
  • 2014~2015年 福岡スポーツクリニック堺整形外科
    年間約100例
  • 2016年 産業医科大学若松病院
    年間約20-30例
  • 2017年~AR-Ex 尾山台整形外科東京関節鏡センター
    年間約10-20例
  • 2019年12月ISAKOS認定教育研修quironsalud病院(バルセロナ・スペイン)
    PRP治療と手術の研修修了証取得
  • 2020年2月~ 日本体育大学クリニックPRP療法(第三種:関節外)
  • 2020年8月~ 日本体育大学クリニックPRP療法(第二種:関節内)
    年間約400-600例
  • 2023年7月~ 稲城平尾整形外科クリニック PRP療法開始
PRP外来手術研修修了証 by Dr.Cugat
PRP外来手術研修修了証
当院のPRP療法の強みと病態に応じたPRP療法の工夫

近年ではPRP療法についての研究が進み、PRP療法といっても、調整方法、投与量、投与回数、他の治療との併用などの様々な報告があり、医療施設毎にその方法が異なります。 当院では、2019年に欧州PRP療法の権威であるDr.Cugatが在籍されるスペイン・バルセロナのQuironsalud病院でのPRP療法外来手術研修を踏まえ、これまでの経験と合わせて、白血球の多いPRPと白血球の少ないPRPの使い分けや量、投与回数、他治療との併用など患者さんの病態に合った適切なPRP療法を実施致します。もちろん、PPR療法の効果については、損傷の程度や血小板作用など個人差もあり、確実に効果があるとは一概には言えませんが、抗凝固剤など他の薬剤も使用せず、患者さん自身の血小板を利用した自己治癒力を高める治療であるため、安全な治療です。また、超音波診断装置を用いて超音波ガイド下で確実に損傷部位にPRPを投与します。

検討しやすいPRP療法 手術に至る前の最適な選択肢の一つとして

PRP療法は保険診療の適用外のため自費診療となります。「プチプラPRP」として、料金も比較的低価格に設定しました。 そう言ってしまうと、安かろう悪かろうと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当院のPRP療法は、無菌操作で安全かつ簡便に再現性高く、組織修復有意な環境に作用するPRPを作成できる高度管理医療機器として承認されたPRP作成キットを使用しています。また、臨床試験でも変形性膝関節症については、8本以上のエビデンスレベルの高いLevel1 RCT(ランダム化比較試験)が権威のあるスポーツ医学雑誌(AJSM, Arthroscopy, KSSTA)に投稿されており、どれも優秀な成績を収めていることから、安定的な作成方法といえると思います。肉離れ、腱・靭帯損傷からのスポーツへの早期治癒・復帰目的や難治性スポーツ障害・変形性関節症などの手術に至る前の最適な治療の選択肢の一つとして、ご検討下さい。

  • 血液を示した図
    遠心分離前
  • 血液を示した図
    遠心分離後

(Anz et al. 2019)
Plasma:血漿 Platelets:血小板 Other WBS:白血球 Neutrophils:好中球(白血球の一種)RBCs:赤血球

[遠心前の血液と分離した後の血液を示した図(赤枠内がPRPとして採取される部分)]

組織の分解や炎症亢進に関連性の高い白血球(特に好中球)並びに赤血球を極力除外し、血小板と血漿中に含まれる組織再生優位に働く成分を多く含む部分を回収します。血小板を大量に回収するため過度に濃縮してしまうと組織治癒に望ましくない赤血球や大量の白血球(好中球)の混入を許してしまいます。

治療対象の疾患と作用・効果 海外文献より

治療対象の疾患と作用(変形性膝関節症)

変形性膝関節症は関節軟骨の老化、肥満や素因(遺伝子)、また骨折、靱帯や半月板損傷などの外傷、化膿性関節炎などを主因として発症します。
例えば、加齢によるものでは、関節軟骨が年齢とともに弾力性を失い、使い過ぎによりすり減り、関節が変形していきますが、同時に分子レベルでも組織修復のバランスの破綻が生じることで疼痛やさらなる関節の変形が促進される負のサイクルが発生します。Leukocyte-Reduced PRPは組織の分解有意に偏ってしまった関節に対して、組織修復的に働く成分を注入し、バランスをとり、組織修復的な状態に移行させることを目的としており、重症度に応じ治療回数を決定します。患者様の実感としては疼痛低減やこわばりの改善、現状以上の変形の進行の抑止、場合によっては組織の回復等が見られます。

作用について、以下の研究データによれば、変形性膝関節症の重症度が中等度の患者に対して、1週間おきに3回PRPを投与。膝関節の機能スコア:WOMAC(膝の痛みやこわばり等)が47点から10点(100点満点で0に近いほど正常な膝の状態に近い)に改善が示されています。

治療対象の疾患と作用(変形性膝関節症)

青色のACPと示されている方が、PRP治療を受けている患者のデータであり、灰色のPlaceboと示されている方が、生理食塩水(コントロール:効果の比較のために使う治療効果の無い偽薬)です。
(Smith et al. 2016)

スポーツ関連疾患(外傷・変性)

組織自体が持つ再生能力を超えて、組織への繰り返しの力学的な負荷が積み重なると組織が“変性”してしまいなかなか治りにくい環境になってしまうことがあります。Leukocyte-Reduced PRPはこれらの痛んだ組織の細胞を刺激することにより、より正常に近い環境の組織に近づけ、機能を改善することを目的としています。関節内よりも本来ある組織修復能力が高いため、治療回数は比較的少なくて済みますが、重症度により反復的な投与も必要となります。
また、スポーツを行っており、捻挫や肉離れ等の症状があり、少しでも早期復帰を望む方も適応となる場合があります。

作用について、以下の研究データによれば、リハビリをしても改善の見られないジャンパー膝に対して、2回のPRP投与と3回の体外衝撃派療法の効果を比較しており、PRPの方が効果が高かったことが示されています。(VAS:痛みのスケール 10点満点の評価で10が最も強い痛みで0が痛みなし)(VISA-P:膝の腱症の重症度 100点満点で点数が高いほど良い)

スポーツ関連疾患(外傷・変性)
当院で用いる多血小板血漿(PRP)の特長

多血小板血漿(PRP)といっても調整方法によって得られる成分が異なり、特性が異なるといわれています。 当院で用いるPRPはPRP作成用のキットとして厚生労働省に認可された高度管理医療機器、Arthrex社製のACPダブルシリンジシステムにより精製される“白血球を極力除外したPRP “です。この種のPRPを当院が選択している理由としては以下があげられます。

  • ① 信頼性の高い先行する臨床研究がある点
    権威ある整形外科雑誌にエビデンスレベル 1(科学的根拠としての信頼性が最も高い)の同一または同一種類とされるPRPを用いている研究結果が複数報告されており、安全性・治療効果を確認することができる。
  • (Creza et.al. 2012)(Smith et al. 2016)(Sánchez et al)(Sandeep et al. 2013) (Vaquerizo et al. 2013)(Cole et al. 2016)(Lin et al 2019) (Ventrano et al. 2013)(Boesen et al. 2017)
  • ② 基礎的な研究からの効果の裏付けがある点
    この種のPRPについてはヒトの細胞用いた研究や治療対象とする疾患の動物を用いた研究などから、組織再生に有効と考えられている効果が複数確認されている。

変形性関節症に関して

  • 関節のクッショニングを改善する成分(ヒアルロン酸)の合成を促進する働き(Anitua et.al 2007)
  • 軟骨の潤滑性に関連する成分を増加させ、こわばりを改善する働き(Sakata et.al. 2015)
  • 変形性関節症における軟骨の分解と疼痛を引き起こすサイクル(NF-kB)を緩和する働き(Yin et al. Med Sci Monit, 2016)等

スポーツ関連疾患に関して

  • 腱変性において、炎症低減、組織分解に関連する成分の抑制する作用(Yan et al. AJSM, 2017)
  • 腱変性において、変性組織のより正常な組織(コラーゲンタイプ1)への置換の促進する作用(González et al. Scientific Reports, 2015)等

(参考文献)

  • Adam W. Anz et al. (2019). Exercise-Mobilized Platelet-Rich Plasma: Short-Term Exercise Increases Stem Cell and Platelet Concentrations in Platelet-Rich Plasma. Arthroscopy: The Journal of Arthroscopic and Related Surgery, Vol 35, No 1 (January), 2019: pp 192-200
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  • Patrick A. Smith et al.(2016). Intra-articular Autologous Conditioned Plasma Injections Provide Safe and Efficacious Treatment for Knee Osteoarthritis An FDA-Sanctioned, Randomized, Double-blind, Placebo-controlled Clinical Trial. The American Journal of Sports Medicine, Vol. 44, No. 4
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    Arthroscopy. 2013 Oct;29(10):1635-43.
  • Brian J. Cole et al. (2016): Hyaluronic Acid Versus Platelet-Rich Plasma A Prospective, Double-Blind Randomized Controlled Trial Comparing Clinical Outcomes and Effects on Intraarticular Biology for the Treatment of Knee Osteoarthritis The American Journal of Sports Medicine, Vol. 45, No. 2
  • Kuan-Yu Lin et al. (2019): Intra-articular Injection of Platelet-Rich Plasma Is Superior to Hyaluronic Acid or Saline Solution in the Treatment of Mild to Moderate Knee Osteoarthritis: A Randomized, Double-Blind, Triple-Parallel, Placebo-Controlled Clinical Trial Arthroscopy: The Journal of Arthroscopic and Related Surgery, Vol 35, No 1 (January), 2019: pp 106-117
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  • Sakata et al.(2015): Stimulation of the Superficial Zone Protein and Lubrication in the Articular Cartilage by Human Platelet-Rich Plasma The American Journal of Sports Medicine, Vol. 43, No. 6
  • Emily A. Sundman et al. (2012) Growth factor and catabolic cytokine concentrations are influenced by the cellular composition of platelet-rich plasma. Am J Sports Med 2011 39:
  • E. Anitual wt al. (2007): Platelet-released growth factors enhance the secretion of hyaluronic acid and induce hepatocyte growth factor production by synovial fibroblasts from arthritic patients. Rheumatology (Oxford). 2007 Dec;46(12)
  • Augustus D. Mazzocca et al (2012): The Positive Effects of Different Platelet-Rich Plasma Methods on Human Muscle, Bone, and Tendon Cells, The American Journal of Sports Medicine, Vol. 40, No. 8
  • Elizabeta Kon et al. (2018). Clinical Outcomes of Knee Osteoarthritis Treated With an Autologous Protein Solution Injection A 1-Year Pilot Double-Blinded Randomized Controlled Trial. The American Journal of Sports Medicine, Vol 46, Issue 1
  • Elizabeta Kon et al. (2018). An Autologous Protein Solutino injection Reduces Knee Osteoarthritis Pain in a Saline-Controlled RCT 2 Year Outcomes. 14th World Congress of the International Cartilage Repair Society, Podium presentation
  • Juan C. González et al. (2015) Autologous leukocyte-reduced platelet-rich plasma therapy for Achilles tendinopathy induced by collagenase in a rabbit model. Scientific Reports Published: 19 January 2016
  • Yan R et al. (2017) Intratendon Delivery of Leukocyte-Poor Platelet-Rich Plasma Improves Healing Compared With Leukocyte-Rich Platelet-Rich Plasma in a Rabbit Achilles Tendinopathy Model. The American Journal of Sports Medicine, Jul;45(8):1909-1920.